京都府立植物園イベント雑感~植物園本来の魅力とは?


京都市左京区にある京都府立植物園
ここの入場者数が年間80万人を超えたというニュースがありました。

10年ほど前に戦後最低の来場者数になったことで
存在の意義が疑問視される中、
様々な対策を施し、
昨年度に80万人まで回復したそうです。

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これだけを見ると、とてもいい話だな~
ということになるのですが
どうも実施したことの内、
目に見えて効果があったものが
「植物ならでは」とは感じにくいもの
という印象を受けました。

昨年度実施して非常に評判の高かったものが
なんと「ディズニーのキャラクターショー」。
千葉のあそこでしか見られない彼らが
やってくる!
ということで、おそらく近隣のご家族連れなどで
にぎわったことでしょう。

今年はクリスマスイルミネーションが実施される
そうです。

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これらは「きっかけ作り」という意味では
いい取り組みだと思います。

ただ私が違和感を少し覚えたのは
「植物園としての魅力」につながりにくい
取り組みだからでしょうか。

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こういうときに私が真っ先に思いつくのは
北海道「旭山動物園」です。

経営難に陥っていた同動物園を
復活させたのはやはり
「動物園本来の魅力」。

様々な動物の生態を五感で感じられるよう
色々な角度からの魅せ方を工夫されることで
とても魅力的な動物園となりました。

私は動物園は大好き!というほどではないのですが、
このまだ行ったことはない旭山動物園には
是非行ってみたいと思わせられました。

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140603府立植物園の木立
(写真:京都府立植物園HPより)

では京都の植物園はどうなのか?
ということになるのですが、

先の動物園を習うのならば、
植物の生態や魅力を、新鮮な切り口で
どう見せるか?
ということになるのでしょう。

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私は植物に関して、全くの門外漢で
ほとんど知識がないので具体的には
わかりませんが、

例えば植物からイメージするもの・・・
「森林浴で聞く、マイナスイオンって?」
「光合成・・・どうして日光・水・二酸化炭素で成長出来るの?」
「緑はどうして目に優しいの?」
「京都と言えば竹?」
と、何でもいいのですが、植物に対する疑問や興味
についてパッと見て理解出来て、楽しめる何か。

あとは植物を様々な角度
虫のように土の下から(どうやるかはわかりませんが、)
鳥のように木の上から
から見せる工夫とか。
・・・これについては既に空中回廊(鳥の目)・
根っこホール(モグラの目)
という名称で実施されているそうです。

更には犬の糞尿でもマイナスの影響を受けない
植物があるのであれば、敢えてそういうゾーンを作って
そこだけワンちゃんOKにするとか。
ついでにドッグランを作ってしまうとか。

もっともっと「植物を見に植物園に行こう!」と思わせる
逆転ヒットやホームランが出てくればイイですね。

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学生時代、遠足でも訪れたことのある
京都府植物園。

益々魅力的なパークになられることを
期待しています!

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