日米チームプレイでお客様を魅了☆


 
お隣は滋賀県のお話です。

 
滋賀県の大津市。
日本一大きな湖、琵琶湖のほとりに
『びわ湖ホール』という立派な
コンサートホールがあります。

140531びわ湖ホール
私もこのホールに演奏会を聞きに行ったことが
ありますが、間近に琵琶湖を望み、モダンな館内の
いいホールだったと記憶しています。

そのホールで毎年(今年は7月19日)に
アメリカの管弦楽団(ニューヨーク・シンフォニック・
アンサンブル)と滋賀県内の楽団が共演するスタイルの
コンサートが開かれています。

同管弦楽団の音楽監督兼常任指揮者
(指揮者の方ですね。)が日本人の方ということも
あり、毎年行われているようです。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
例年は市民楽団らと共演するらしいのですが、
今年は中学生。
草津市の玉川中学吹奏楽部が共演します。

私も吹奏楽に携わっているので、
思い返してみると、
中学時代、大人の演奏家などは
ある種あこがれの存在でした。

それがこの子供たちは、今回アメリカの
オーケストラと共演。

それぞれに
期待や不安を抱いたり、
ソロのある子は「失敗しないように」とか、
強気な子は「アメリカ人をびっくりさせてやる!」とか
まあ色々思っているんでしょうね。

僕も、当時そんな状況だったら
ドキドキしながらも期待に胸膨らませたことと
思います。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

このコンサートを迎えるにあたって
同オーケストラの音楽監督である
高原守さんのコメントがあったので
ご紹介します。

「指揮者は音を出せない。皆さんがいて
初めて音が出る。指揮というのは、
星くずを集めては流すことのようだ」

 
コンサートの最後、拍手喝采を浴びるのは
大体指揮者なのですが(もちろんそのバック
には演奏家の皆さんが立っておられます)、

でもよく見てみると、
その演奏をする舞台上で指揮者は
唯一、音を出さない人なんですね
(ヒートアップして声を出す方もいる
らしいですが(笑))。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

音楽というのはたくさんの人たちの
チームプレイで出来上がる芸術だと
思います。

学生時代の合唱もしかり、
歌手のライブでもボーカルとコーラス、
バックバンドなど大勢の人で
盛り上げて行きますよね。

ましてオーケストラは100人を超える
メンバーで演奏されることが多く、
まとまって一つの方向に音楽を奏でる。

 
その共同作業を指揮者と行うわけですが
その成功には上記の言葉のように、
やはりお互い相手を立てる気持ちが
大切になってくると思います。

巧い指揮者はきちんと相手を立てながらも
自分の実現したい方向にうまく
演奏家を持って行くらしいです。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

当日、中学生が演奏する曲目は
「ディズニーメドレー」。

いやーこれも懐かしい~
学生の時や社会人になってからも
よく演奏しました。

どうぞ素敵な演奏会を!

2 thoughts on “日米チームプレイでお客様を魅了☆

  1. 奥村真美

    玉川中学校吹奏楽部顧問の奥村です
    今日は7月21日
    2日前にNYSEとの共演を終えました
    「夢のよう」以外の言葉が見つかりませんが
    とにかく子どもたちには貴重すぎる経験をさせていただきました

    荒々しい吹奏楽の音色が
    ストリングスに包まれてたちまち柔らかい音色に・・・・
    そしてびわこホールの2秒を超える余韻に
    思わず笑みがこぼれました

    予想をして子どもたちに話はしていましたが
    本物に出会い
    本物に触れ
    感動を体験することが
    子どもをこれほど変えるとは思っていませんでした

    昨日より再び25日の吹奏楽コンクール地区大会に向けて
    練習を再開していますが
    高原さんに教えていただいた
    「音楽を楽しむ」この意味を今回の経験を経たメンバーは
    心で理解したことと思います

    本校の子どもたちのことを親身に思っていただき
    ありがとうございました
    音楽を愛好する子どもたちを応援する大人が
    たくさんいることを子どもたちに知らせ
    もっともっと素直に表現して行く楽しさを
    指導したいと思います

    1. ゲストハウス和音 Post author

      玉川中学校吹奏楽部顧問 奥村様
      このたびは和音のブログへ、素晴らしいコメントを頂戴し、誠にありがとうございます。
      ニューヨークの方たちとの共演はとても素晴らしいものになったようですね。
      子供たちの笑顔、そしてそれをご覧になっている奥村様の笑顔が目に浮かぶようです。

      昨今インターネットやスマホが盛んになっている時代。
      WEBで簡単に音楽もダウンロード出来ますが
      本物に触れるという経験はそんなものを超越して、
      人の心に深く刻まれるものだと思います。

      今回 貴校の学生さん達が経験なさったことは
      近くあるコンクールを含めて音楽的な向上はもちろんのこと、
      人間的な成長にも大きくつながったことと存じます。

      短い学生生活の中で、このような素晴らしい経験をなさって
      良かったですね。

      これからも貴校のご活躍、そして学生さんそれぞれのご成長を
      心より祈っております。

      ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です