寒くなりましたね。
北海道では積雪のニュースも聞かれたりと、
冬にどんどん近づいているようです。
京都ではあちこちで紅葉の見頃を迎え、
連日多くの方が訪れています。
今回はその紅葉スポットの中から、
ゲストハウス和音に程近い
「北野天満宮」へ。
そこで現在開催中の『史跡 御土居のもみじ苑』へ行ってきたので
ご紹介したいと思います。
ちなみに訪れた日は当ブログUP日の3日前、
11月23日です。
紅葉の進み具合のご参考になさってください。
■□■□■□■□■□■□
楼門前にて。
ライトアップされた楼門は
日中の重厚さに加えて
幻想的な雰囲気がありました。
■□■□■□■□■□■□
楼門を抜けて5分ほど歩くと
もみじ苑の入り口へ。
入り口すぐ横には
篝火(かがりび)が焚かれ、
ここでも雰囲気作りを感じられます。
■□■□■□■□■□■□
少し歩くと
すぐにもみじの木々が現れます。
その中に写真に写っている
とても大きな木が聳えております。
「東風」という名前の樹齢600年!の古木だそうです。
今でもしっかり葉を茂らせ、
その存在感は別格でした。
町を歩いていて
「紅葉はもう少し先かな〜」
と感じていましたが、
この木を始め、
上の方が色づいているものの
全体的には緑の部分も見られました。
紅葉のピークは月末か師走初旬でしょうか。
■□■□■□■□■□■□
こちらを見てピンと来た方は
日本史に詳しいか
いわゆる「高低差」ファンの方でしょう。
こちらは『御土居(おどい)』といいます。
写真にある土手のように盛り上がった土のことで、
これは豊臣秀吉が作らせたと言われています。
京都の町をぐるっと囲む土塁で
当時はここを基準に洛中・洛外という言い方もされていたようです。
御土居のほとんどは現在消失して
見ることはできませんが、
ここを始めとして、
ほんの一部は残っています。
紅葉はもちろん、
このような歴史の1ページを楽しむのもいいですね。
■□■□■□■□■□■□
やがて庭園内にかかる「鶯橋」へ。
もみじ苑を流れる紙屋川にかかり、
橋上から南の方を見ると
川面にかかる多くの枝。
もっと色づく頃は見事でしょう。
■□■□■□■□■□■□
ゆっくり小一時間ほど歩いたでしょうか。
夜風に体が冷えた頃に見える明かり。
ここは苑内に設けられた茶店です。
実は入場券にはここのお茶菓子券もついており、
みなさんお茶とお菓子を楽しめます。
暖かいお茶と
ほんのり山椒香るお茶菓子。
冷えた体がとても喜んでくれます。
お越しの際は
お時間があれば、素通りせず
立ち寄られることをお勧めします。
■□■□■□■□■□■□
全国の天満宮の総本宮、
そのもみじ苑は、この時期9時から開場されます。
和音から歩いて15分ほどで行けますので
朝の散策にもいいですし、
チェックイン後のライトアップを楽しみに
ぜひお越しください。