京都の魅力を改めて思う~嬉しいニュース『米Travel + Leisure誌で世界1位を獲得!』を得て。


先日、嬉しいニュースが飛び込んで来ました!

世界的に強い影響力を持つと言われている
アメリカの有名旅行雑誌
「Travel + Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」
の読者投票で、京都が世界の人気都市を決める
「ワールドベストシティ」ランキング1位に選ばれました!

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世界で最も影響のある旅行誌の一つとされる当誌。
平成7年から始められたその読者投票による
世界の観光都市の人気投票で、

日本の都市で初めて1位に輝いたそうです。
この結果に対して門川京都市長は次のように
述べています。

「念願であった世界トップの観光都市に選ばれ、感無量である。
市民・事業者の皆様との連携のもと、
京都観光の質の向上にオール京都で取り組んできたところであり、
その努力が実り大変喜ばしい。

『世界一の観光都市』という名に相応しいまちであり続けるために、
引き続き、京都ならではの景観、文化芸術、おもてなしで
観光客の皆様に感動していただきたい。」
(日本政府観光局 プレスリリースより抜粋)

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ちなみに今年と2013年の順位はというと。。。
【2014年】
2位:チャールストン(アメリカ)
3位:フィレンツェ(イタリア)
4位:シェムリアップ(カンボジア)
5位:ローマ(イタリア)

【2013年】
1位:バンコク(タイ)
2位:イスタンブール(トルコ)
3位:フィレンツェ(イタリア)
4位:ケープタウン(南アフリカ)
5位:京都

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京都市は一昨年初めてベスト10入りし(9位)、
昨年5位からの躍進です。
・看板撤去などの景観政策
・日本政府観光局(JNTO)などと連携し
 海外への発信を強化
このような施策が評価されたという分析もあります。

 

さて、では実際の京都への観光客数はというと。。。
【2013年度の実績】
市内への外国人来訪者数:約5162万人
市内の外国人宿泊者数:約113万人
と、いずれも調査開始以降過去最多を記録したそうです。

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ここで京都がなぜ1位を獲得出来たのかと考えてみると、
こんなことが思いつきました。

(1)外国人の古来の日本文化への関心の高さ
 「日本文化」というと寺社仏閣や伝統工芸・芸術
 という古来のものと、アニメなどの現代において
 発達した日本文化に、大きく分かれると思います。
  後者は東京の秋葉原など、他の町で楽しめますが
 京都市はやはり世界文化遺産の多さからもわかるように
 日本の伝統文化などを味わえる都市であるが故の受賞でしょう。 

(2)日本食への興味
  昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された和食。
 「和」食ですから、日本中で食べられるかも知れませんが
 ここでも数多くの和食の名店があり、
 また町なかでも気軽に和菓子や和の食べ物を楽しめる町
 である点が評価されたのでしょう。

(3)日本文化の体験
  (1)と似ていますが、体験となると出来る所は
 限られてくると思います。
 和装するだけならどこでも出来るでしょうが、
 和装して、和の趣ある町並を歩き、寺社仏閣を見、
 日本文化を見、体験したり、そして和食を味わう。
 そんなトータル的に日本文化を体験出来る土地となると
 京都が上位に挙げられるのかも知れません。

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「Travel + Leisure」は
全米を中心に約100万部を発行する月刊誌。
数ある世界の観光都市の中で得られた
この数値は本当に嬉しいです。

そして京都で観光業に携わる一人として、
この投票結果を誇りに思い、
京都に来られる外国人・日本人の方が
共に気持ちよく旅を楽しんで頂けるよう、
これからも精進していきます。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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