『京都おさんぽ#30』五山の送り火(左大文字・船形)~船岡山からの見物


いや~日中京都はすごい雨が降りました。
五山の送り火の日だというのに
これでは無理かな~と思いつつ
ちょっとうらめしそうに
雨音を聞いていました。

午後、そうは言っても行われるかもと
思い、観光協会のFacebookを確認。

すると『実施に向けて準備中』の文字が!
この天候でもするんや~

 

それでは京都に越してきて
最初の送り火を見に行こう!と

和音より歩いて5分。
船岡山へ赴きました。
道中雨上がりなので
水溜りやぬかるみも多かったですが
山頂に到着!

 

そして夜8時。
それぞれの送り火が順次点火されます。

船岡山から見られるのは2つ。
左大文字と船形。

実はここからは左大文字のみ見られると
思っていたのですが、
周りの昔から住んではる方の話に
耳ダンボにして聞くと
船形も見られるらしいではないですか!

 

最初は左大文字に注目です。
8:15。
いよいよ点火されます。
140816送り火1

見物の方々の頭の上に見える山から
火がたかれるのがわかります。

周りからは
『おーーっ!』という軽い歓声が
沸き起こっていました。

その後、早く「大」の文字になるのを
待っていましたが、
どうも大雨の影響なのか
左下の払いがうまく点いてくれないようです。

140816送り火3

このままでは大になれずに
『七』で終わってしまう!
と心配になってきました。

140816送り火7

それでもその大になりつつある送り火を
撮影する人がこんなにたくさん
詰め掛けていました。

 

その頃です。
さっきの話し声が聞こえてきたので
早速『船形』が見えそうな所へちょっと移動。
大文字が『大』になってくれるのを心で祈りつつ。

そして。
船形は見るには見えたのですが
大木に一部さえぎられてのお姿でした。
140816送り火6

くっきりとは見えませんでしたが、
一箇所で二つも見られるなんて
すごくラッキーですね。

 

再度、大文字はどうかな?
すると、左払いがうまく行ったようです!
正に大文字が目の前に現れました!

140816送り火4

よかったー
登って来たかいがあったというものです。
アップはこんな感じです。

140816送り火5

京都に住んで初めての大文字の送り火。
子供の頃に鴨川へ見に来たことはあるのですが
正直記憶に残っていないのです。

でも今回はしっかり目にも焼き付けて
楽しめました。

冥府へと帰る精霊を送る意味をもつとされる
この『五山の送り火』。
よく考えてみると
複数の山それぞれに数十箇所もの点火台を設けて
火を灯すこの壮大な行事。
これが毎年続けられていることに感謝です。

 

今回見物した『船岡山』は
ゲストハウス和音から歩いて5分。
麓から山頂までも5分ほどですので
ちょっとした散歩にいいですよ。
昼間には京都市街地が一望出来る場所でもあります。

繁華街では味わうことの出来ない
京都の見方、楽しみ方。

是非お越しになってお楽しみ下さい。
ありがとうございます。

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