こんばんは!
暑い日が続きます。京都。
前回に続いて今年の祇園祭の様子を
ご紹介します!
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『長刀鉾』
前祭で巡行する23基の山鉾。
その先頭を「くじとらず」で長刀鉾が東に向かいます。
現在、生稚児の乗るのは長刀鉾のみ。
朝9時の巡行が始まってまもなく辿り着く四条麩屋町では、
その稚児による「注連縄切り」の儀式が行われます。
この儀式には「鉾がこれから神域に進むことを伝える」
という意味があるそうです。
鉾を飾る懸装品は中国やインドなどの歴史的、
美術的に貴重なものを所蔵しています。
前懸には以前、ペルシャで織られた
花文様絨毯(かもんようじゅうたん)を使われていましたが、
現在は上村松篁(うえむらしょうこう)の下絵による
花模様綴織が使われています。
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豆知識ですが、
長刀鉾に使われている文字、
ちょっと文字が特殊ですね。
これは織田信長公が長刀鉾町内に何かを寄進された時に、
自筆で書かれていたとされる「長」を使うようになったそうです。
(町内の古老の口伝による)
こんな所にも歴史の繋がりを感じます。
こちらは真横からの長刀鉾です。
進行方向に向かって右側が見えています。
囃子方の片側、ずらりと並んだ男性が
時折垂らされた鐘を
「シャンシャン」と鳴らします。
そしてもう一方には笛吹きがいます。
各笛の音程が微妙にずれてるのが
気になる方は気になるかも知れませんが
それがいい味わいです。
このあと、御池通を更に十数メートル進んだのち
鉾は次の交差点を左折して新町通に入ります。
ただし!
この90度の転回が難儀するんです。
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『辻まわし』。
山鉾が行う道中の方向転換のことです。
道に青竹を敷き、そこに水を撒いたのち
山鉾を乗せ、大勢で引っ張り方向転換します。
大きいものでは約12トン!もある山鉾。
自身に操舵能力がないので考案された
知恵なんですね。
ちなみに写真は無事辻まわしを終えた
長刀鉾が新町通に入っていく様子です。
交差点では警察や消防が待機していました。
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いやあ今回も長くなりましたので、
次回に続かせていただきます。
今回もお読みいただきありがとうございます!
to be concluded…