昨日は大寒。
街なかの雪はほとんど解けましたが
寒さ厳しい日が続きます。
さて、前回大雪のお話のときに
少しご紹介した、
「穴場の名刹」のお話をしたいと思います。
そこの作法も実際に体験してきたので
合わせてご紹介します。
釘抜き地蔵(石像寺) 和音の西、
千本通を少し下ったところにある
こちらのお寺が今日の主人公です。
入り口は千本通に面していますが
こじんまりしているので
見落とさないようにご注意を。
当寺院、 正式名称は
家隆山光明遍照院石像寺
(かりゅうざんこうみょうへんじょういんしゃくぞうじ)
と言います。
石像寺は、弘仁10(819)年に
弘法大師・空海によって創建。
弘法大師は遣唐使として唐へ渡り、
帰国の際に石を持ち帰ります。
その後、その石に地蔵菩薩を自ら彫り、
人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」
と 祈願したそうです。
その言葉が表すように
様々な苦しみを取り除いてくれる
霊験あらたかなお地蔵様は
「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれ、
やがて「くぎぬき」の名で
知られるようになりました。
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さて入り口から
細い道を少し進むと
本堂がある広場へ出ます。
雪をかぶった本堂。
その寒さが
凛とした気持ちにさせてくれます。
さて目の前に見慣れないものが
見えると思います。
これが当寺院を象徴する
「釘抜き」の像です。
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約1,000枚もの絵馬が
並べられている境内。
平安時代には
なんと歌人の藤原定家、
家隆も 住んでいたそうです。
さて、いよいよお参りです。
「いよいよ」と言ったのは、
こちらではある作法で
祈願することが出来ます。
もちろん普通にお参りすることも
出来ますが
ここならではの「苦抜き」祈願を
今回してみたいと思います。
祈願の様子は次のお話にさせてください。
今回も読んでいただき
ありがとうございます!