『京都おさんぽ#88』2017年 祇園祭。前祭へ行ってきました②!


こんばんは!

暑い日が続きます。京都。

前回に続いて今年の祇園祭の様子を

ご紹介します!

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『長刀鉾』

前祭で巡行する23基の山鉾。

その先頭を「くじとらず」で長刀鉾が東に向かいます。

  
現在、生稚児の乗るのは長刀鉾のみ。

朝9時の巡行が始まってまもなく辿り着く四条麩屋町では、

その稚児による「注連縄切り」の儀式が行われます。

この儀式には「鉾がこれから神域に進むことを伝える」

という意味があるそうです。

  
鉾を飾る懸装品は中国やインドなどの歴史的、

美術的に貴重なものを所蔵しています。

前懸には以前、ペルシャで織られた

花文様絨毯(かもんようじゅうたん)を使われていましたが、

現在は上村松篁(うえむらしょうこう)の下絵による

花模様綴織が使われています。

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豆知識ですが、

長刀鉾に使われている文字、

  
ちょっと文字が特殊ですね。

これは織田信長公が長刀鉾町内に何かを寄進された時に、

自筆で書かれていたとされる「長」を使うようになったそうです。
(町内の古老の口伝による)

こんな所にも歴史の繋がりを感じます。

  

こちらは真横からの長刀鉾です。

進行方向に向かって右側が見えています。

囃子方の片側、ずらりと並んだ男性が

時折垂らされた鐘を

「シャンシャン」と鳴らします。

そしてもう一方には笛吹きがいます。

各笛の音程が微妙にずれてるのが

気になる方は気になるかも知れませんが

それがいい味わいです。

このあと、御池通を更に十数メートル進んだのち

鉾は次の交差点を左折して新町通に入ります。

ただし!

この90度の転回が難儀するんです。

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『辻まわし』。

山鉾が行う道中の方向転換のことです。

道に青竹を敷き、そこに水を撒いたのち

山鉾を乗せ、大勢で引っ張り方向転換します。

  
大きいものでは約12トン!もある山鉾。

自身に操舵能力がないので考案された

知恵なんですね。

  
ちなみに写真は無事辻まわしを終えた

長刀鉾が新町通に入っていく様子です。

交差点では警察や消防が待機していました。

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いやあ今回も長くなりましたので、

次回に続かせていただきます。

今回もお読みいただきありがとうございます!

to be concluded…

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